5年目


実は、今日、HPを開設して5年経ちました。時の流れは早いですね。開設した当時は、まだ、大学生だったんだよなぁ。。。懐かしい。
更新は頻繁ではないんですが、そのお陰で、普通だったら出会えなかったであろう方たちに会えて、本当に嬉しい限りです。こんな感じでやってますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
ということで、今日はひとつだけお話を。
僕の歩く道」について、何度かここで感想のようなものを書きました。そこで「テルくんに近い人物がいる」と言ったと思うのですが。
私は、3人兄弟の長女で、下に弟が2人います。末の弟は、ここでも度々出てくる大学生の彼で、真ん中の弟が、世間でいう「障がい者」です。うちは、自閉症ではないので、テルくんとは多少違いますが、母の話によると、以前、「自閉症っぽい」と言われたことがあるそうで、似てる部分がいくつかあります。なので、テルくんを見てると弟とカブって、泣けます。テルくんは、自閉症でもおそらく軽い方だと思われますので、動物園で働くことができたり、お金のことが分かったりしますが、うちは、テルくんに比べると重度で(そこまで重度でもないと思うけど)、会社で働いたりできませんし、お金のことも全く分からないので、持たせません。今は、福祉作業所に通っています。
この前の6話で、テルくんの妹のりなちゃんが「私は私の人生を生きていいんでしょうか」と言ったのが、まさに自分の想いと一緒で、号泣しました。私もりなちゃんと一緒で、将来のことを思うと、悩むことがたびたびあります。父が亡くなってから、特にそう思うようになったと思います。人が死ぬのなんて、年齢順じゃないけど、でも、普通に考えたら、私より母の方が早く死んでしまうわけで。残された私たち兄弟は、どうしたらいいのか、と。
だから、結婚とかもしない方が楽かな、と思ったりもします。結婚相手にもそのご家族にも、弟を理解してもらわないといけないと思うし、それを思うと、なかなか難しいかもしれない、と。結婚できないことを弟のせいにしてるだけかもしれませんが。
そのために(と言うとおかしいかもしれないけど)、ちゃんとした職業に就くように努力したし、将来は、弟の面倒が見れるように、それなりに準備してるつもりだし。
誰でも先のことが不安なのは一緒だと思うけど、やはり、ひとりでは生きていけない彼をひとりにはできないですからね。最後は私たち兄弟が、弟の面倒をみることは当然のことで。だから、末の弟が大学を決める時、「大学は、どこに行ってもいいけど、就職する時は、絶対に地元で就職してほしい」とお願いしました。やっぱり、何かあったら近くにいてほしいと思うと思うので。(ま、どうなるか分からないけど。)
だから、りなちゃんのいう「私の人生」は、私にとっては、やっぱり弟をふくんでの「私の人生」になるのかなぁ、と思います。
長くなりましたが、とりあえず、こういう視聴者もいる、ということで、節目の今日に。ちなみに、うちの弟も、テルくんに負けず劣らずかわいいです(笑)。